だつりょくまんのブログ

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【お金の話】ライフプライニングの考え方について FP3級試験勉強

 こんにちは、だつりょくまんです。前回は、FP(ファイナンシャルプランナー)の基礎知識について、書いてきました。

datsuryokuman.hatenablog.com

 今回は、ライフプランニングの考え方について、書いていきたいと思います。

【ライフプラン作成に当たって必要なもの】

 ライフプランを作るために、ライフイベント表、キャッシュフロー表、バランスシートを使います。

【ライフイベント表】

 将来の予定などの計画を時系列で表したものです。主な支出や収入をまとめた表で、キャッシュフロー表を作るときの資料になります。年・家族の年齢・ライフイベント・支出・収入額等を記載します。

キャッシュフロー表】

 現在の収支状況や今後のライフプランをもとに、将来の収支状況や金融資産残高などの推移を表形式にまとめたものです。経過年数・年・家族(年齢)・ライフイベント・収入・支出・年間収支・金融資産残高が記載されます。

 キャッシュフロー表には注意点があります。

■収入は「可処分所得」で記入

 収入は可処分所得(手取り)で記入。可処分所得は、年収から所得税、住民税、社会保険料を引いた額。(ただし、生命保険料は任意のため、引かないこと)

可処分所得=年収-(所得税+住民税+社会保険料

■「変動率」がある欄は「将来価値」を記入

 物価変動、定期昇給などがある場合には、変動率(変化の割合)を考えた将来価値を計算。

n年後の額=今年の額×(1+変動率)ⁿ

 このような注意点に気を付けて係数を用いながら、キャッシュフロー表を作成します。

【バランスシート】

 バランスシートとは、貸借対照表のことで、もともとは企業が財務状況を開示するために作成したもの。個人でも、現状の資産と負債のバランスを見る表です。資産には、預金、株式、不動産、自動車など、負債には借金(主にローン残高)を記入。

 バランスシートを作成する際にも注意点があります。

■資産と負債は「時価」で記入

 不動産、自動車などは取得金額ではなくて、時価(市場で成立している価格で、購入額ではなく、それを売った場合の金額。生命保険については、シート作成時点の解約返戻金相当額を使用)で記入する。

「純資産」=資産合計-負債合計

「負債・純資産合計」=負債合計+純資産

「資産合計」と「負債・純資産合計」は等しくなる。

【6つの係数について】

 資金計画を立てるときに必要なのが係数表。運用したときに何年後いくらになっているかなどを計算する時に、係数を使うとすぐに値を求めることができます。係数には6つの種類があり、終価係数、現価係数、減債基金係数、資本回収係数、年金終価係数、年金現価係数です。それぞれの係数について、書いていきたいと思います。ここで元利(元金(元本)と利息)と元金(利子を除いて借りたお金)が出てきますので、併せて覚えておきましょう。

終価係数

 現在の元本(元金)を複利運用すると、最終的にいくらになるかを計算する時に用いる。

現価係数

 複利運用しながら目標額にするためには現在いくら必要かを計算する時に用いる。

減債基金係数

 目標額にするために必要な毎年の積立金額(積み立てる基金)を計算する時に用いる。

資本回収係数

 現在の元本を複利運用しながら取り崩す場合の毎年の受取額(資本の回収額)を計算する時に用いる。また、利息を含めた毎年の元利均等返済額を計算する際にも用いる。

年金終価係数

 毎年の積立金を複利運用していくと、最終的にいくらになるかを計算する時に用いる。

年金現価係数

 目標額の年金を毎年受け取るためには現在いくら必要かを計算する時に用いる。

 

 これらの係数を利用して、どのタイミングでいくら必要かを算出します。老後2,000万円問題などもありますので、早めに算出をして計画的な支出を行いましょう!

 

 では、まったり~!