だつりょくまんのブログ

ゆったり、まったり、、、

【読書感想】ナミヤ雑貨店の奇蹟/東野圭吾 【角川文庫】 ネタバレ注意

 みなさんこんにちは、だつりょくまんです。

 今回は、読書感想について、書いていきたいと思います。

【読んだ本の紹介】

タイトル:ナミヤ雑貨店の奇蹟

著  者:東野 圭吾

発 行 所 :株式会社 KADOKAWA

時  期:平成26年11月25日初版発行

【この本を選んだ理由】

  福山雅治さんが主演を務めていたドラマ、ガリレオシリーズが好きだった学生時代。物理の大学教授である湯川が警察と協力し、超常現象を解き明かして事件を解決していく。この原作を書いた東野圭吾の小説を一度読んでみたいと思ったことから、タイトルではなく著者で選びました。10年たった今、ようやく読書を解禁したことにより読みました。

【概要について】

 盗みを働いた3人が逃げ込んだ、古い家。そこは、悩み相談を請け負っていた雑貨店「ナミヤ雑貨店」だった。数十年も営業していない雑貨店のシャッターの郵便口に、突然悩み相談の手紙が投入される。周りの様子をうかがったが、人の気配もない。不思議に思いながら手紙に返事を書いてみると、すぐに返事が返ってくる。手紙のやり取りの中で時期を聞いたところ、過去だと判明。時空を超え、なおかつ、店主に代わって返事を書く3人。雑貨屋とある児童養護施設を中心とした世界の中で、人々の悩みを解決していく。悩み相談の中で、彼らの気持ちも変わっていくのであった。

【読んだ感想について】

 全体の構成として、五章に分けられており、各相談者ごとのストーリーが記されています。ひとつひとつの内容は面白く、引き込まれていきました。そのうえ、読み進めていくうちに、それぞれの相談者に関係があることが見えてくる。ナミヤ雑貨店と丸光園の二つを舞台に進められる物語は、とても興味深い話ばかり。悩み相談を手紙で書き匿名で出すくらい、深い悩みを抱えている相談者。相談に対する回答がどのように影響したのだろうかと心配するナミヤ雑貨店。時空を超えた回答に相談者は、それぞれ最高の人生に向かって歩む。時空を超えた悩み相談によって、悩みに対する回答が正解だったのか、どのような影響を与えたのかも見えてくる面白い作品でした。

 私自身、悩みがあっても他人に相談できないタイプ。そのため、このように匿名で相談に対して回答をくれるお店があったら、活用してみたいと思いました。また、悩んだときに人に話を聞いてもらうことは、とても大事だなと感じました。

 自分一人で悩んでいても解決しにくいことは多いです。相談した人のアドバイスをすべて聞く聞かないは別にして、少しでも悩みがある方は早めに友人などに相談をしてみましょう!私も、悩みをしっかりと話していけるような人と出会いたいと思います。

 

 では、まったり~!