だつりょくまんのブログ

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【お金の話】貯蓄型金融商品 FP2級試験勉強 資格取得に向けて勉強中!

 こんにちは、だつりょくまんです。前回は、金融商品の種類について、書いてきました。

datsuryokuman.hatenablog.com

 今回は、貯蓄型金融商品について、書いていきたいと思います。一緒に勉強を頑張りましょう。

【貯蓄型金融商品

貯蓄型金融商品

 貯蓄型金融商品とは、預けたお金(=元本)が保証されていて、いつでも引き出せる預貯金のことです。最も身近な金融商品といえるでしょう。

利率と利回り

利率とは

 利率は元本に対する利息の割合のことです。%で表します。

利回りとは

 利回りは元本に対する1年間の収益のことです。年平均利回りということもあります。

※銀行に預けた者が預金で、ゆうちょ銀行や農協に預けたものが貯金です。これをあわせて預貯金といます。金融商品として、預金と貯金は同じものと考えて構いません。

・利回りの求め方

 投資している期間の収益または損失を合計し、それを1年当たりに換算します。その1年当たりの収益を、元本で割り%で表します。

利回り(年平均利回り)=(収益÷預入年数)÷元本(投資金額)×100

※元本が保証されない金融商品では、収益の合計はマイナスになることもあります。

単利と複利

 預貯金には利息が付きます。利息の計算方法には単利と複利があります。

※利息と利子は、ほぼ同じ意味で使われます。

単利とは

 単利は、預けた元本だけに利息が付く計算方法です。

・単利での元利合計額の求め方

元利合計額=元本×(1+年利率×預入年数)

※元利合計額とは、元金と利息を合計した金額のことです。

複利とは

 複利では、一定期間ごとに支払われる利息も元本に加えて、それを新しい元本として、次の利息を計算します。1年に1回利息が付くものを1年複利といい、半年に1回利息が付くものを半年複利といいます。複利では、利息にも利息が付くことになります。

複利での元利合計額の求め方

<1年複利>(利息が1年に1度付く)

元利合計額=元本×(1+年利率)^年数

<半年複利>(利息が半年に1度付く)

元利合計=元本×(1+年利率÷2)^(年数×2)

固定金利と変動金利

固定金利とは

 固定金利は、預けたときから満期まで、金利の水準がずっと変わりません。

変動金利とは

 変動金利は、市場の金利の変動に応じて、金利が変わります。

固定金利と変動金利を使い分ける基準

 お金を預ける場合、今後、金利が下がる予想なら、固定金利を選択した方が有利になります。一方、金利が上昇する可能性が高ければ、変動金利の方が有利になります。

利息に係る税金

 預貯金の利息(利子所得)には税金がかかります。

 税率は20.315%で、内訳は、所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%となります。

※復興特別所得税は、2013年から所得税額に対して、2.1%課税されている税金です。

利息への課税方法

 通常、預貯金の利息には、源泉分離課税が適用されます。源泉分離課税とは、他の所得と分離して、一定の税率で税金が源泉徴収等されて、納税が完了する課税方式です。そのため、通常、利子所得等は、確定申告の対象となる所得からは除かれます。

【銀行の金融商品

 消費者にとって身近といえる、銀行やゆうちょ銀行などの金融商品についてみていきましょう。

銀行の主な金融商品

流動性預金

 いつでも入出金ができる流動性預金には、普通預金貯蓄預金があります。貯蓄預金とは、一定額以上の残高を保っていれば、一般的に普通預金よりも高い金利が付く預金です。

定期性預金

 満期がある定期性預金には、スーパー定期、大口定期預金、期日指定定期預金などがあります。

・スーパー定期

預入金額:1円以上1円単位

期間:1か月以上10年以内が多い

金利の種類:固定金利。期間3年未満は単利型のみ。期間3年以上は単利型と半年複利型から選べる

利払い:期間2年以上の単利型は中間利払いがある。半年複利型は満期時に一括払い。

中途換金:解約はいつでも可能だが、中途換金すると中途解約利率が適用される

その他:マル優が使える

※スーパー定期で預入期間3年以上の場合、単利型と半年複利型から選べますが、半年複利型を選択できるのは個人だけです。

※マル優とは、少額貯蓄非課税制度のことです。この制度は、障がい者などの元本350万円までの預貯金などに対して、利子を非課税とするものです。

・大口定期預金

預入金額:1,000万円以上1円単位

期間:1か月以上10年以内が多い

金利の種類:固定金利で単利型のみ

利払い:期間2年以上の単利型は中間利払いがある

中途換金:いつでも解約は可能だが、中途換金すると中途解約利率が適用される

その他:マル優は使えない

・期日指定定期預金

預入金額:1円以上1円単位

期間:1年以上3年以内が多い

金利の種類:固定金利で1年複利

利払い:満期時に一括払い

中途換金:預けてから1年経過すれば、1か月以上前に期日(満期日)を指定すると、ペナルティなしで中途解約ができる

その他:マル優が使える

※期日指定定期預金とは、預けてから1年経過すれば、満期日を自由に指定できる定期預金のことです。

ゆうちょ銀行の主な金融商品

流動性貯金

 ゆうちょ銀行のいつでも入出金可能な流動性貯金には、通常貯金、通常貯蓄貯金などがあります。通常貯蓄貯金とは、一定額以上の残高を保っていれば、一般的に通常貯金よりも高い金利が付く貯金です。

・通常貯金

預入金額:1円以上1円単位

期間:満期などの制限はなし

金利の種類:変動金利

利払い:半年に1回

特徴:決済口座として利用可能。マル優は使えない

・通常貯蓄貯金

預入金額:1円以上1円単位

期間:満期などの制限はなし

金利の種類:変動金利

利払い:半年に1回

特徴:決済口座としては利用できない。マル優は使えない

※ゆうちょ銀行の預入限度額は2,600万円。内訳は、通常貯金1,300万円と、定期性貯金1,300万円です。

※通常貯蓄貯金は、貯金残高が10万円以上あれば、金利は通常貯金より高くなります。

定期性貯金

 ゆうちょ銀行の満期がある定期性貯金には、定額貯金、定期貯金などがあります。

・定額貯金

預入金額:1,000円以上1,000円単位

期間:6か月以上で、満期は自由に設定可能。最長10年

金利の種類:固定金利で、半年複利。満期が、預けてから新たに設定される可能性があるため、預け入れた期間に応じて、金利が適用される

利払い:満期時に一括払い

中途換金:預けてから6か月経過すれば、ペナルティなしで中途解約ができる

その他:マル優が使える

・定期貯金

預入金額:1,000円以上1,000円単位

期間:1か月、3か月、6か月、1年、2年、3年、4年、5年

金利の種類:固定金利。期間3年未満は単利型のみ。期間3年以上は半年複利型のみ

利払い:期間2年以上の単利型は中間利払いがある

中途換金:いつでも解約は可能だが、中途解約すると中途解約利率が適用される

その他:マル優が使える

休眠口座(休眠預金)

 休眠預金等活用法に基づき、2009年1月1日以降の取引から10年以上、その後の取引のない預金等(休眠預金等)は、民間公益活動に活用されます。ただし、休眠預金になっても、所定の手続きによって引き出すことは可能です。

仕組預金

 仕組み預金とは定期預金にデリバティブの仕組みを組み込んだ商品です。一般的に定期預金といえば金利と満期が決まっており、満期まで預け入れておけば普通預金より高めの金利が付く元本保証のある商品ですが、仕組預金は、通常の定期預金よりも高めの金利を提供する一方で、金融機関の判断で満期日が繰り上がるなど、期待したはずの収益が保証されないだけでなく、中途換金をすると元本割れすることがあるなど、ハイリスクな商品です。

財形制度

 財形制度は、会社員や公務員など勤労者が利用できる財産形成のための制度です。

・一般財形貯蓄

申込時年齢:制限なし

積立期間:原則3年以上

契約:制限なし

非課税制度:なし

目的外払い出しの課税:ー

・財形住宅貯蓄、財形年金貯蓄

申込時年齢:満55歳未満

積立期間:原則5年以上

契約:各1人1契約まで

非課税制度:〇貯蓄型→財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄と合わせて、貯蓄残高550万円までの利子等が非課税、〇保険型→合わせて、払込保険料累計額550万円まで、かつ財形年金貯蓄の払込保険料累計額385万円までの利子等が非課税

目的外払い出しの課税:〇貯蓄型→5年遡及課税、〇保険型→財形住宅は全期間遡及の源泉分離課税、財形年金は全期間遡及の一時所得総合課税

 

 以上が、貯蓄型金融商品についてでした。現在私は利用していませんでしたが、昨年までの私は多く利用していました。資産を増やすにあたっていろいろなタイプの方がいらっしゃるかと思います。どうしても使ってしまい資産がない人は、給与天引きで貯蓄型金融商品を購入するところから始めてみるのも良いかもしれません。

 

 では、まったり~!