だつりょくまんのブログ

ゆったり、まったり、、、

【お金の話】経済・金融の基礎知識 FP3級試験勉強 資格取得に向けて勉強中。皆さん金融資産運用はしていますか?

 こんにちは、だつりょくまんです。前回は、保険証券の見方と保険の見直し等リスク管理分野について、書いてきました。

datsuryokuman.hatenablog.com

 今回は、金融資産運用分野、第1弾として経済・金融の基礎知識について、書いていきます。

【経済指標の基本用語】

国内総生産GDP

 一定期間内に国内で生産された財やサービスの付加価値の総額。日本企業でも「外国で」生産された付加価値は含まない。物価変動を加味しないものが名目GDP、物価変動を考慮した(取り除いた)ものが実質GDPGDPの変動(増加率)を経済成長率という。

景気動向指数

 生産、雇用などの景気の現状把握及び将来予測に資するために作成された統合的な景気指標。内閣府が発表

日銀短観

 全国企業短期経済観測調査。約1万社の企業を対象に経済状況や先行きの見通しについて、日銀が年4回、実施するアンケート調査

業況判断DI

 日銀短観で公表されている企業の景況感を表す指数。業況(個々の企業ないし産業の景気状況)について「良い」と回答した企業の割合から、「悪い」と回答した企業の割合を引いた数値。下落は、株価下落の兆候

消費者物価指数

 一般消費者(家計)が購入する商品やサービスの価格変動を表した指数。総務省が発表

企業物価指数

 企業間の取引や貿易取引における商品の価格変動を表した指数。国際商品市況や外国為替相場の影響を受けやすい。日銀が発表

完全失業率

 労働力人口に占める完全失業者の割合

マネーストック

 金融部門から経済全体に供給されている通貨の総量。一般法人、個人、地方公共団体保有する通貨量の残高を集計したもの。日銀が発表

家計調査

 総務省統計局が家計の収入や支出の実態を把握するために行う調査

景気動向指数】

 景気動向指数は、経済活動の代表的な指標を、景気に対して「先行して動く・一致して動く・遅れて動く」という3系列に分類して算出するもので、CIとDIがあります。

 CIは景気変動の大きさやテンポ(量感)を示し、CIの一致指数が上昇しているときは景気の拡張局面と言えます。平成20年からCIが公表の中心となっています。DIは景気の各経済部門への波及の度合い(波及度)を示します。

※CI:コンポジット・インデックス、DI:でフュージョン・インデックス 

景気動向指数に使われる代表的な指標

先行指数:景気の動きに先行して動く指標。長短金利差、実質機械受注、東証株価指数TOPIX)など

一致指数:景気の動きに一致して動く指標。有効求人倍率鉱工業生産指数など

遅行指数:景気の動きから遅れて動く指標。家計消費支出、完全失業率など

【インフレとデフレ】

 インフレ(インフレーション)では、物価が上昇し、貨幣価値が低下、資金需要が拡大して市中金利(住宅ローン等の金利)が上昇する傾向がみられます。為替の円安・外貨高は、日本への輸入価格の上昇を招き、インフレ要因となります。預貯金より、株式や株式投資信託への投資の方がインフレへの備えとして適しているといわれています。

 デフレ(デフレーション)では物価が下降し、貨幣価値が上昇、資金需要が減少して市中金利(住宅ローン等の金利)が低下する傾向がみられます。

※為替:現金以外の方法で金銭を決済する方法の総称。為替レートは、自国通貨と外国通貨の交換比率。一般に、A国の市場金利が上昇、B国の市場金利が低下すると、為替相場では、A国通貨高、B国通貨安の要因となる。

【金融市場】

 金融市場とは、お金の貸し借りをしている市場のことです。短期金融市場(1年未満の取引期間で資金を調達・運用する市場の総称)と長期金融市場(1年以上の取引期間で資金を調達・運用する市場の総称)があります。

 また、短期金融市場は、インターバンク市場(手形市場やコール市場など、金融機関だけが参加できる市場)やオープン市場(CD市場やCP市場など、一般企業も参加できる市場)があり、長期金融市場には、証券市場(債券市場、株式市場)がある。

※CD:第三者への譲渡が可能な銀行の譲渡性預金証書。自由金利が特徴。CP:短期資金調達のために発行する無担保の約束手形

【日銀の金融政策】

 公開市場操作と預金準備率操作が主な金融政策です。

 公開市場操作は、短期金融市場への資金供給量や金利を調整することです。売りオペは、日銀が保有する有価証券等を民間金融機関に売却し、市場の資金(通貨量)を減らして市場金利を上昇させる政策です。買いオペは、金融機関の保有する有価証券等の買入を行い、市場の資金(通貨量)を増やして市場金利を低下させる政策です。

 金融機関は一定割合(預金準備率)の預金量を日銀に預ける義務があります。預金準備率操作は、預金準備率の引上げで市場の資金を減らしたり(金利は上昇)、預金準備率の引下げで市場の資金を増やしたり(金利は低下)する政策です。

※売りオペ:売りオペレーション。好景気(インフレ)のときに、通貨量を減らす政策。買いオペ:買いオペレーション。不景気(デフレ)のときに通貨量を増やす政策。

 

 以上が、経済・金融の基礎知識についてでした。投資をするにあたって櫃ようとなる、経済指標。しかし、色々と名前があり難しく感じます。投資で資産を増やしていくためには、避けては通れないものですので、しっかりと勉強していきたいと思います。

 

 では、まったり~!