だつりょくまんのブログ

ゆったり、まったり、、、

【お金の話】生命保険の契約 FP3級試験勉強 資格取得に向けて勉強中。納得のいく契約を行いましょう!

 こんにちは、だつりょくまんです。前回は、生命保険の保険料について、書いてきました。

datsuryokuman.hatenablog.com

 今回は、生命保険の契約について、書いていきたいと思います。一緒に勉強頑張っていきましょう!

【保険契約の手続きと責任開始期】

 保険契約を結ぶとき、契約者や被保険者は病歴や健康状態などの重大な事実について、保険会社の質問に答える必要があります。これが告知義務です。

 告知義務は、自発的申告ではなく質疑応答義務です。保険会社が質問しなかったことは告知しなくて良いです。告知受領権は生命保険募集人にはないので、口頭ではなく告知書の記入や健康診断書の提出など、所定の方法で行う必要があります。保険契約者等が故意または重大な過失により告知義務に違反した場合、保険会社は契約を解除できる。ただし、保険会社が告知義務違反を知ってから1か月を経過しても解除しなかったとき、または契約締結から5年を経過したときは保険契約を解除することが出来ない。また、生命募集人が契約者や被保険者の告知を妨害した場合や契約者に事実でない告知をすることを勧めた場合、保険会社は保険契約を解除することが出来ない。

 保険会社に生命保険契約上の履行義務(保険金・給付金の支払等)が発生する時期を責任開始期(日)といいます。責任開始期は、保険会社の承諾を前提として、申込み、告知(診査)、第1回保険料(充当金)払込みの3つがすべて完了したときとされています。

【保険料の払込み】

 保険料の払込みには、前納払い、一時払い、年払い、月払い等があります。前納払いは支払い期日より前に何か月分かをまとめて払うこと、一時払いは全期間の保険料を契約時に一括で払うことです。一般に節税効果は前納払いの方が有利で、保険料は一時払いの方が安くなります。

前納払い

解約返戻金:中途解約時、払込期日が来ていない保険料は返還される。

生命保険料控除:毎年、生命保険料控除の対象になる。

一時払い

解約返戻金:中途解約すると、解約返戻金が一時払保険料を下回る場合がある。

生命保険控除:保険料を払った年の1回だけ、生命保険料控除の対象になる。

 また、保険料の払込みには一定の猶予期間があり、猶予期間内に発生した保険事故に対する保険金は支払われることになる。

保険料払込猶予期間

月払い:払込日の翌月初日~翌月末。

半年・年払い:払込日の翌月初日~翌々月の応当日(各月・半年ごとの契約日に当たる日付)

【生命保険の貸付制度】

 解約返戻金の一定範囲内で、保険会社から利息付きで貸付を受けられる制度がある。

自動振替貸付制度

 払込猶予期間に払込みがなかった場合、保険会社が自動的に保険料を立て替えて契約を持続させる制度

契約者貸付制度

 解約返戻金の一定範囲内(70~90%)で保険会社から貸付を受けられる。契約期間内いつでも返済可能。

※被保険者が死亡した場合、死亡保険金等の金額から未返済の貸付元利金を差し引いた額が保険金受取人に支払われる。

【保険継続のための制度】

 保険料の払込みを中止して、解約返戻金をもとに契約を継続できる制度がある。ただし、特約は消滅。

払済保険

 解約返戻金をもとに一時払保険(一時払養老保険)に変更する。保険期間を変えずに、保険金額を下げる

延長(定期)保険

 解約返戻金をおとに一時払いの定期保険に変更する。保険金額を変えずに、保険期間を短くする。

【保険契約の見直し】

 ライフスタイルの変化や経済状況により、保険内容を見直したい場合に利用できる制度がある。

契約転換制度

 現在契約している保険の責任準備金と積立配当金を「転換(下取り)価格」として、新しい契約の一部に充てる方法。保険料は転換時の年齢・保険料率により新たに計算される。契約転換には医師の診査・告知が必要。契約転換後の保険もクーリング・オフ制度の対象となる

※責任準備金は、保険会社が保険金や給付金の支払いのために積み立てている準備金。責任準備金から保険会社のコスト等を差し引いたものが解約返戻金として契約者に払い戻されることになる。

保険金減額制度

 保険金を減額して、保険料を減らす。減額部分は解約扱いになり、解約返戻金があれば受け取ることが出来る。

【保険契約の失効と復活】

 猶予期間を過ぎても、保険料払込みがなく、自動振替貸付もできない場合は、保険契約が失効します。ただし、失効しても一定の期間内に、所定の手続きを行うことで契約を復活できます。

保険契約の復活

・契約失効中の保険料・利息を一括して払い込むことで、保険契約を継続できる。

・保険料(保険料率)や契約内容は失効前同じ

・契約復活には医師の審査・告知が必要。

・保険契約を解約してしまった場合には復活はできない。

 

 以上が、生命保険の契約についてでした。保険を契約する際、自分の状態をさらけ出す必要はなく、しかし、聞かれたことはしっかりと説明をする必要があります。万が一虚偽の報告をして契約をしてしまった場合は、解約されてしまいますので、注意が必要です。また、急遽他でお金が必要となった際に、助けてくれる制度がありますので、そちらも活用してみましょう!

 

 では、まったり~!