だつりょくまんのブログ

ゆったり、まったり、、、

【引っ越しの話】転校の手続きについて

 前回は、賃貸物件の解約について、書いてきました。

datsuryokuman.hatenablog.com

 今回は、ご家族に子どもさんがいる場合の引っ越しについて、書いていきたいと思います。大分県での例を参考に書いていますので、お住いの自治体に確認することをおすすめします。また、書類の作成などに時間がかかるため、在学中の学校には1か月前までに転校することを伝えておくとよいでしょう。

■保育園・幼稚園の転園について

 保育園は、現在希望する場所に入園することが難しくなっています。そのため、希望をしたところで、希望する園に転園することは難しい場合も考えられます。そのため、認可外の保育園に通う可能性があることを念頭に入れておいた方が良いでしょう。

1、退園するために退園届を提出する。

2、転居先でも保育園への入園を希望する場合、転園希望を出す必要がある。転園先については空き状況を自治体に相談。

3、入園できないことを考え、認可外の保育園への入園や近場の引っ越しならそのままの保育園への入園などを検討する。

■公立小・中学校の転校について

 公立の小・中学校であれば、基本的に共通の教科書を用い、学習指導要領に沿って授業を行っているため、授業の進行状況などは同程度。そのため、手続きを行うだけで転校ができます。

【同一市内で転校をする場合】

1、転出学校へ転校の届出をし、「在学証明書」と「教科書の給付証明書」を受け取る

2、市役所の市民課で「在学証明書」と「教科書の給付証明書」の所持の確認を行う。

3、新住所から学校区を確認した「転入学通知書」を受け取る。

4、「転入学通知書」に転出学校が交付した「在学証明書」等を添えて転入学校へ転校手続きを行う。

 

【市外へ転校する場合】

(引っ越し前の市区町村)

1、転出学校へ転校の届出をし。「在学証明書」と「教科書の給付証明書」を受け取る。

2、市役所の市民課で転出手続きを行い「転出証明書」を受け取る。

(引っ越し後の市区町村)

3、引っ越し前の自治体が発行した「転出証明書」を添えて転入先市町村で転入手続きを行う。

4、市役所の市民課発行の「転入学通知書」に転出学校(引っ越し前の自治体)が交付した「在学証明書」等を添えて転入学校へ提出する。

※ただし、転入先市町村によって、転入の手続きが異なる場合があり、詳細は転入先市町村にて確認した方が良いようです。

■私立小・中学校の転校について

 私立小学校・中学校へ転校する場合は、学校によって入学条件があります。転入学試験や面接を受けなければならない場合もあるため、事前に情報収集をしておきましょう。

1、転校したい学校へ問い合わせて転入可能か、試験や面接があるかを確認。

2、願書を取り寄せ、試験・面接を受ける。

3、試験に合格したら在学中の学校へ転校することを伝え、必要書類を準備。

(学校によっては転校届を提出)

4、転校先の学校に必要書類を提出。

■高校の転校について

 小・中学校と違って、高校は義務教育ではないため、公立・私立にかかわらず、条件を満たさなければ転校することができません。転校の条件は高校によって異なります。転入学試験や面接に合格することが必須です。大分県の公立高校では、1学期始め転入・2学期始め転入・3学期始めの計3回転入学試験を行っているようです。そのため高校で転校をする場合は、下記のように手続きを行いましょう。

1、在学中の高校に転校する旨を連絡。必要書類を準備してもらう。

2、転校できる高校を探し、転入学試験を受ける。

3、転校先の高校に必要書類を提出して手続き完了。

高校は、転校を受け入れる期間が決まっているため、注意が必要。希望する高校へ転校できるよう、早めに情報収集をしておきましょう。

 

 以上が転校の手続きについて書いてきました。転校や転園はとにかくかなりの労力がかかる。公立の小中学校の転校であれば、申請等が簡単であるが、それ以外は空き状況確認や試験が必要となる。そのため、できる限り無駄な引っ越しは避けたいところ。単身赴任や人生設計等を早めに考えておくのも必要かと思いました。

 

では、まったり~!