こんにちは、だつりょくまんです。前回は、外貨建て金融商品について、書いてきました。
今回は、ポートフォリオとデリバティブ取引について、書いていきたいと思います。一緒に勉強を頑張っていきましょう!
【ポートフォリオ】
総資産を国内株式、海外債券、不動産など、複数の異なる資産(アセット)へ配分(アロケーション)して運用することをアセット・アロケーション(資産配分)といいます。
このアセット・アロケーションを行うと、資産は預貯金、株式、債券、不動産などといった様々な資産に分散している状態になります。このように分散された資産の組み合わせのことをポートフォリオといいます。また、性格の異なる複数の金融商品に投資することによって、安定した運用を行うことをポートフォリオ運用といいます。
※紙ばさみ、書類入れ。転じて、金融資産の組み合わせのこと。
【ポートフォリオの相関係数】
ポートフォリオ運用でリスクを低減するためには、できるだけ値動きが異なる金融商品を組み合わせる必要があります。ポートフォリオに組み入れる資産や銘柄の値動きの関連性を表す指標を相関係数といいます。相関係数は、値動きの相関関係-1(逆の値動き)から+1(同じ値動き)までの数値を表したもので、相関係数が+1未満であれば、ポートフォリオのリスクは、それぞれの資産のリスクを投資割合で加重平均したものより低くなるため、リスクの軽減効果が得られます。
-1:2つの資産の値動きが逆。リスク低減
0:2つの資産の値動きには関係がない
+1:2つの資産の値動きが同じ。リスクがある
※加重平均:平均値を算出する際、量の大小を反映させる方法。ポートフォリオ運用の期待収益率(平均値)は各資産の期待収益率の単純な平均ではなく、各資産の期待収益率に投資している割合を加重平均した値となる。
※ポートフォリオの期待収益率=(各資産の収益率×各資産の構成比)の合計
【デリバティブ取引】
デリバティブ取引とは、株式や債券などの現物市場と連動して価格が変動する商品(金融派生商品)を対象にした取引のことです。デリバティブ取引には、先物取引やオプション取引があります。
先物取引は、各種有価証券・商品・指数等について、将来の一定時点に一定価格で一定の数量を売買することを契約する取引をいいます。
オプション取引は、ある商品について一定の日(期間)に一定のレートや価格で取引する権利(オプション)を売買する取引で、買う権利をコール・オプション、売る権利をプット・オプションといいます。取引の際、買い手は売り手にプレミアム(オプション料)を支払います。一般に満期までの残存期間が長いほど、プレミアムは高くなります。
※デリバティブ:派生物、派生商品。より基本的な資産や商品などから派生した資産あるいは契約。
※プレミアム:権利(オプション)の価値のこと。
以上が、ポートフォリオとデリバティブ取引についてでした。投資などをする際に必要となるポートフォリオ。まだ個人的にその作成までに至っていません。いろいろな人のポートフォリオを参考に、個人的にも作成していきたいところです。特に円安が進行しすぎた際は、円高に転じるリスクが高まるため、円高に強い金融商品への投資も必要と考えます。しっかりと勉強していきたいと思います。
では、まったり~!