前回は、投資を始めるにあたってについて書いてきました。
今回は、そもそも貯蓄と投資の違いについてを説明します。
■貯蓄と投資の違い
ライフプランが決まった方は、実際にお金をどのように準備していくかを考えていきましょう。将来に向けてお金を準備するには、「資産形成」を行っていくことになりますが、「資産形成」には、「貯蓄」と「投資」の2つの方法があります。
一般的には、「貯蓄」とはお金を蓄えることで、銀行預金などがこれに当たります。一方、「投資」とは利益を見込んでお金を出すことで、株式や投資信託などの購入がこの「投資」に当たります。
銀行などに預けている普通預金などは、基本的に「自由に引き出せるお金」と言えるでしょう。日常生活資金を始めとした、すぐに必要となる可能性のあるお金は、こうした自由に引き出すことのできる(流動性が高い)「貯蓄」の形で、持っておくことが大切です。
一方、教育や老後資金など、今すぐに必要にならなくても、将来のために増やしていきたいお金は、株式や投資信託などを利用した「投資」の形で、長い期間をかけて少しずつ増やしていくとよいでしょう。これらの「投資」の形で持っていると、お金として引き出して使うためには、投資した資産を売却して現金に換えるなど、一定の手順を踏む必要があります(流動性が低い)。また、値上がりや利益の分配などを通じて、預貯金よりも利益を得られる可能性が高いという性質がありますので、一般的には、ある程度、先を見越した備えのために活用するのに向いています。
まとめると、、、
貯蓄:すぐに使うことができ、流動性の高いお金
投資:中長期的な目線で増やすためのお金
となります!
■運用の例について
昔は、預金利息は1%を超えてつくこともありました。例えば100万円を預けていた場合、年間1万円は利息が付いていたこともあるそうです。現在の金利は、0.003%程度となっています。つまり、銀行に100万円を1年間預けていた時にもらえる利息は、たった30円!そのため、貯金でお金を増やすことは考えない方が良いと思います。
一方、株式を例にみると、配当利回りは1%を超えています。つまり、100万円の場合、毎年1万円がもらえるということです。株式の場合、元本割れももちろんありますが、成長する企業であれば、キャピタルゲインも狙えます。
個人的には、半年から1年分の生活費を普通預金に入れ、残りで投資を行うくらいがちょうどよいのかな?と思います。
皆さんも一度投資と貯蓄の配分について、考えてみませんか?
では、まったり~!